今更乍ら謹賀新年
何はともあれ皆様にとつて良き年となりますやうに。
確実に消せるのがキングトップガン1頭で、何が勝つても納得が行くといふ豪華なメンバが揃つた一戦。三冠馬オルフェーヴルと此処がラストランとなる稀代の名牝ブエナビスタの2頭が人気を分け合つてゐるものの、宝塚記念馬アーネストリーがグランプリホースの意地を見せると見た。前走の惨敗は敗因が明らかなので度外視。可也厳しいとは思ふが、グランプリではスペシャルウィーク(ブエナビスタの父)に負けなかつた父グラスワンダーの血を色濃く受け継いでゐるアーネストリーに、是非血のドラマを見せて貰ひたい。
対抗、単穴はブエナビスタとオルフェーヴル。この並びは、99年有馬記念(1着グラスワンダー、2着スペシャルウィーク(ラストラン)、3着テイエムオペラオー(3歳))を参考に。オルフェーヴルが3歳世代で抜けてをり、古馬勢とも遜色ない事は認めつつも、古馬と初対戦でG1を勝つのが容易ではないことは歴史が示してゐる。此処での敗戦を糧に来年は更なる飛躍を期待したい。
連下には此の秋の充実振りが光るトーセンジョーダン。御釣が無ささうなのが唯一の気懸り。
単穴には24年連続G1制覇のラストチャンスとなる武豊騎乗のレッドデイヴィス。神はゐるだらうか。
イラン映畫。「運動靴と赤い金魚」と同じマジッド・マジディ監督作品。何と言ふか、ストーリーは單純だけど、主人公の一途さが兎に角凄い。少女の爲になると考へれば後先考へず何だつてして仕舞ふ樣は潔く、美しい。普通は出來ない。其處が良い。
菊花賞までは90年臺且つ1番人氣の馬を選んでゐたので、天皇賞(秋)は何うするんだらうと思つてゐたところ。私の中では、◎テイエムオペラオー(1番人氣だけど2000年。餘り花がない)○エアグルーヴ(2番人氣だけど90年臺だし選びやすい素材)▲スペシャルウィーク(4番人氣だけど90年臺の秋天勝ち馬の中で最もスター性が高い。)だつた。
殘りはジャパンカップと有馬記念。取り敢ず豫想して見る。
90年臺のジャパンカップを調べて見ると、1番人氣の勝ち馬はゐない。外國馬が4頭ゐるけど花がない。日本馬でも花があるのはエルコンドルパサーとスペシャルウィークの2頭で、スペシャルウィークは秋天で使はれた。消去法的に残つたのがエルコンドルパサー。
有馬記念はオグリキャップに勝るスターホースはゐないだらう。ナリタブライアン(菊花賞)、トウカイテイオー(ダービー)を除いた花のある馬次点がグラスワンダー、サクラローレル。ブービー人氣で制した2頭(ダイユウサク、メジロパーマー)で1年を締めて仕舞ふと餘りに締まりが悪すぎるので、多分無い。
因みに、今回の本当の敵は、諦めだ。
と云ふフレーズは良い。菊花賞の群れに答えなどない。
は逃げ馬つぽさがあるフレーズだから微妙だつたけど。今回はフレーズとスペシャルウィークが見事に合つてゐる。と思ふ。
眞逆の鬱展開突入の模樣。何だかなあ。勝利をオーストラリアへ行かせんが爲の御都合展開で無い事を祷るのみ。なんだけど、『おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 5 雲の果て』は極めて不評の樣子。餘り期待出來ないかな。
とか言ひつつも結局惰性で買つて仕舞ふんだらうけど。
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